「走れ外科医 泣くな研修医3」を読んだ感想

どうもこんにちは。
書畜です。

今日は「走れ外科医 泣くな研修医3」を読んだので、感想を書いていきたいと思います。

「泣くな研修医」といえば、2021年5月現在、テレビ朝日でGENERATIONSの 白濱亜嵐さんが主演となってドラマ化されていますよね。

実は「泣くな研修医」はシリーズもので、最初の「泣くな研修医」は2019年に出版され、第2シリーズの「逃げるな新人外科医」は2020年に、そして最新作である「走れ外科医」は今年の2021年に出版されているんです。3部で累計23万部を売り上げている大ヒット作品です。これらのタイトルから分かる通り、最初は研修医だった主人公が研修を終え、一人前になっていく話なんだろうなと想像できますね。 さて、ドラマを見ている方、これから「泣くな研修医」はシリーズを読み始めようとしている方は、この物語はどんな話なんだろうか、また原作者は誰なんだろうかと気になっているかと思いますので、紹介していきたいと思います。

著者はだれ?

著者はなんと現役の外科医である中山祐次郎さんです。

1980年生まれで鹿児島大学の医学部を卒業後に都立駒込病院大腸外科医を務めた後、福島県広野町・高野病院院長を経て、現在は郡山市・総合南東北病院外科医長をされています。
2021年時点で40歳の訳ですが、40歳で外科医長という責任ある役職につき、さらに人気のシリーズを発表し続けている訳ですから、まさに超人ですね。

ところで、医師さんとの兼業作家は意外と多く、次のような作家さんたちがいます。

・南杏子さん(代表作:ディア・ペイシェント)

・久坂部羊さん(代表作:無痛)

・海堂尊さん(代表作:チームバチスタの栄光)

・帚木蓬生さん(代表作:閉鎖病棟)

・知念実希人さん(代表作:ひとつむぎの手)

・夏川草介さん(代表作:神様のカルテ)

ここで上げた作品は全て読んだことがありますが、いずれも感動できたり・非常に考えさせられる素晴らしい作品です。個人的には「神様のカルテ」がおススメです。ぜひ読んでみてください。

医療の現場はドラマに溢れていると思いますので、作品にするネタを簡単に集めやすく、作家にもなりやすいんでしょうか。

実写化について

冒頭でも書きましたが、2021年の4月からテレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」枠で放送されていますね。

GENERATIONSの 白濱亜嵐さんが主演の雨野隆治役を務めていますね。研修医の1年目という役ですので、シリーズ1の「泣くな研修医」を題材にしています。野村周平さんと恒松祐里が都会風の冷めた感じのキャラなのですが、柄本時生さんと白濱亜嵐の人情味溢れるキャラとぶつかり良い化学反応を起こしており毎話見ものです。こちらもぜひ見てみてください。

あらすじ

さて、シリーズ3作目の「走れ外科医 泣くな研修医3」の話に戻りたいと思います。

簡単なあらすじは下記のとおりです。

若手外科医・雨野隆治のもとに急患で運ばれてきた二十一歳の向日葵(むかい あおい)。彼女はステージⅣの癌患者だった。
自分の病状を知りながらも明るく人懐っこい葵は、雨野に「人生でやっておきたいこと第一位」を打ち明ける。医者として止めるべきか
友達として叶えてあげるべきか
現役外科医が生と死の現場を圧倒的リアリティで描く、シリーズ第三弾

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本作は5年目となり、少し頼もしくなった雨野隆治先生が描かれています。一人で救急にも対応し看護婦の吉川さんとも対等に働けるようになり、昔は苦手だったカンファレンスもスムーズに対応できるようになっています。

そして、この扱われるテーマは生き方・死に方です。単純に長く生き続ければ良いのか、命の危険を冒してでもやりたい事をやるべきか。隆治が医師として、患者の何を大事にすべきなのかを問い直す物語です。

主な登場人物

雨野隆治:主人公の外科医者

佐藤玲:隆治の4年先輩。非常に冷静で怖いが、たまに優しさを見せる

岩井:隆治と佐藤の上司

川村:隆治の研修医の時からの同期。耳鼻科医

はるか:隆治の彼女

渋谷春海:佐藤の彼氏

鷹子:佐藤の友人。産婦人科医

吉川:隆治が頼りにしている看護師

向日葵:20歳で胃がんで隆治の病院に入院中の患者

柏原:どうしようもない患者

感想

シリーズ1から読んでいる自分としては、隆治が普通に医者として活躍しているのが面白かったです。途中にはるかとのデート中に救命措置をする場面があるのですが、周りに誰も助けてくれる人がいない中、一人で対応しており非常に頼もしく、いつも佐藤に怒られっぱなしだった、あの隆治が一人前になったんだな、と感慨深くなりました。

また、西桜寺先生の再登場が嬉しかったです。語尾に小さい「う」が付くゆるい感じ、でも隆治より仕事が出来る優秀という二面性を持つキャラクターで魅力的ですよね。隆治にははるかという彼女がいるのですが、西桜寺との関係も気になります。途中で、西桜寺が隆治を「かわいい」というシーンがあるのですが、西桜寺は隆治を好きなのではないでしょうか。西桜寺が外科医として牛ノ町総合病院に戻ってきたのも隆治がいるからだと推測しています。

そして佐藤のプライベートの話も見れたのが良かったです。医者としてのキャリアと結婚で揺れ動く様子は佐藤らしくなく、そして一方で、悩んだ末に出した結論も佐藤らしいなと思いました。

最後に、本作最大のテーマである、向日葵との対峙には僕自身葛藤させられました。癌が既に全身に転移しており、回復のための治療が望めず死を待つばかりの弱冠20歳の向日。そんな向日に対し、検査結果を告知すべきなのか。また、死を最後に一緒に富士山登山に付き合ってほしいというお願いに応えるべきだろうか。医師はこんな答えのない問いに日々答えなければならないなんて大変ですよね。隆治が出した答えはいずれも正解か分かりませんが、ありきたりではありますが、出した答えを正解にする努力を続けるその姿は間違いなく正解だなと思いました。

次回作はいつ出るの?

さて、泣くな研修医のシリーズ4作目ですが、タイトルは何で、出版時期はいつになるのでしょうか。これまで、「泣くな」→「逃げるな」→「走れ」と来たので、次は「飛び込め外科医」とかはどうでしょう。海外留学や難しいオペへチャレンジする隆治の姿を見てみたいですね。そしてこれまで1年おきに作品が発表されていますので、2022年に新作が発表されると思います。

次回作にも期待ですね。それでは!

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